鼓膜切開についてのページを説明

鼓膜切開について

中耳炎という病気は、鼓膜に穴が開いたり、鼓膜の奥に液体が溜まったりする耳の病気で、
鼓膜と非常に関係が深いです。
治療を行う際に、鼓膜を切開して、膿を出したりすることもあります。

鼓膜を切開すると、
「耳が聞こえなくなるのではないか」という心配をされる場合がありますが、
そんなことはありません。
鼓膜は再生能力が強いので、例えば急性中耳炎で鼓膜に穴が開いたとしても、
鼓膜が自分の力で穴をふさごうとします。そして、実際にふさがるのです。

ただし、このふさがろうとしている期間に、また中耳炎になったりすると、
鼓膜はふさがりにくくなって、穴がいつまでも開いたままになり慢性中耳炎となります。
ですので、急性になったあとは、鼓膜の穴がふさがるまでは耳鼻科に通院して、
経過を観察しなければいけません。


しかし、急性でも鼓膜が破れてしまえば膿が外へ出てくるのですが、
その一歩手前で、膿が鼓膜を破って出てこない場合は、かなりの痛みを伴いますので鼓膜を切開して、
膿を外に出すことで、痛みを軽減してあげます。

滲出性では、鼓室に液が溜まってしまうので、あまりにも聞こえが悪い場合には、
それを排出させるために鼓膜を切開します。


切開時の麻酔については、大人の場合は鼓膜表面に麻酔液をつけることもありますが、
小さな子供の場合は、怖がって暴れる可能性があるので、
麻酔で暴れ、実際の切開で暴れ・・・となると、逆に危険なため、
麻酔をせずにそのまま切開することが多いです。