耳の働きのページを説明

耳の働き

耳は、「音を聞く」という聴覚としての働きだけではなく、体の平衡感覚をも司っています。
ですので、例えば耳がよく聞こえない難聴である場合などは、体のバランスを保つことが難しく、
子供であれば歩きだす年齢が遅くなる傾向にあります。


また、耳が聞こえない場合、言葉を話すことが難しく、生活にも影響をきたします。
「音を聞く」という働きのしくみは、まず耳に入ってきた音は鼓膜にぶつかります。
そして、音の大きさに合わせて鼓膜がふるえます。
そして、鼓膜の振動は蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる、鼓膜のもっと奥にある器官へ伝わります。
蝸牛に伝わった振動は、電気信号に変えられて、脳へ運ばれます。
このように伝わることで、耳に入ってきた音は「音である」と認識されるのです。

最後に、最初の振動は、のどへ抜けていきます。
ですので、音というのは、最初から音であるのではなく、
私たちの耳に入ることで「音」となるだけであり、
音というのは、ただの振動にすぎないということです。


音が聞こえにくくなる理由としては、
この振動を電気信号に変える蝸牛の入り口にある有毛細胞がなくなるためです。
蝸牛では常に振動を音と認識させるために、電気信号を脳へ送り続けていますので、
加齢とともに有毛細胞がなくなると音が聞こえにくくなるのです。


また、蝸牛部分へ炎症が起こることもある、真珠腫性中耳炎になると、
振動を電気信号に変えにくくなるので、見難聴となります。
このタイプの難聴は、治療が難しく、治癒する可能性は低いと考えられています。